沿道に「感謝」のパネル 両陛下は笑顔で手を振られ

04/19 16:59 更新

 天皇皇后両陛下は退位を前にした最後の地方訪問を終え、東京に戻られた。お二人の姿を一目見ようと皇居周辺にも多くの人が詰め掛けていた。  天皇皇后両陛下として最後となる地方訪問。お二人を見送りたいと2000人以上の人が沿道に集まった。あちこちから「ありがとうございました」という声が上がるなか、両陛下は何度も振り返って駅のホームへと向かわれた。18日に伊勢神宮で退位の報告をされた両陛下。5年ぶりに皇居の外に持ち出された皇位の証とされる「剣」と「勾玉(まがたま)」とともに帰郷の途に就かれた。笑顔で手を振られる両陛下。この姿を見るために人々は集まってきた。  駅から離れた線路の脇。文字が書かれたパネルを持っている人たちがいた。並べられたのは「天皇皇后両陛下 長年 お疲れ様でした 感謝」の18文字。その文字を取り囲むように多くの人が列車の通過を待っていた。座席から立ち上がり、手を振られていた両陛下。18日も列車の中から沿線の人々に応えられていた。宮内庁の幹部によると、両陛下は車中で侍従にある要望を出されていたという。  宮内庁の幹部:「両陛下が『右にいたら教えて下さい』とか、『人がいたらちゃんと教えて下さい』とおっしゃって2人の侍従が常に『右におります』『左におります』と伝えていました。陛下のお応えになろうというお気持ちだと思います」  2泊3日の旅を終えられた両陛下。皇居につながる行幸通りには早くも到着を待つ人が。詳しい時間は分からないまま待ち続け…。19日午後3時ごろ、両陛下は東京駅に到着された。皇居までの時間は約6分。両陛下は終始、沿道の人々に手を振られていた。平成流と呼ばれる両陛下の活動。これまでの活動を振り返ると、お二人の姿に多くの人が笑顔になっていた。