いまが旬の初ガツオ アニサキス「よく見て」予防

05/25 18:12 更新

 今が旬の初ガツオに異変だ。寄生虫が原因の食中毒が相次ぎ、売れ行きが大幅に落ち込んでいる。たたきなど生で食べる際にどう注意するべきなのかを取材した。  古来より愛されてきた旬の味。脂ののったプリプリのカツオはこの時期から店頭に並ぶ。ところが、今年はちょっとした異変が起きていた。食中毒の被害。アニサキスとは寄生虫の一種でその幼虫はサバやカツオなど多くの魚介類に寄生する。今年は春先からアニサキスによる食中毒が各地で起きていて、厚生労働省などが注意を呼び掛けているのだ。  魚屋シュン・本橋清彦副店長:「アニサキスの話が始まる前は、結構どんどん買ってもらって、本当に主力で売っていたんですけど、最近は半分くらいですかね。売れ行きも半分だし、それにともなって仕入れも半分」  こちらの鮮魚店では食中毒の危険からか大幅に販売数を減らしていた。おいしいカツオは食べられないのか。決してそんなことはないという。高知県のアンテナショップでは新鮮なカツオを入荷。わら焼きにして肉厚なカツオを出している。カツオをさばく時に注意すること。それはまず、内臓を速やかに取り除くことだという。そのうえで…。  おきゃくTOSA DINING・山下裕司料理長:「内臓だけではなくて、身の中にも入っているんですよ…。だけど、(アニサキスは)よく見たら分かるんですよ。だから、よく見ることですね」  実は、アニサキスは肉眼でも見えることが多いのだ。もちろん、加熱や冷凍でも予防は可能だ。国立感染症研究所によると、加熱する場合は60度で1分以上。冷凍する場合はマイナス20度で24時間以上行うと死滅するといわれている。