町長に町特産の絹ワイシャツ 贈収賄では?指摘の声

02/21 18:11 更新

 福島県川俣町の織物会社が町長らに特産の絹を使ったワイシャツを寄贈した。ところが、これが贈収賄にあたるのではないかと指摘する声が上がり、町長が自身の給料カットを表明する事態となった。  福島県川俣町・佐藤金正町長:「管理責任はすべて私にあることですので、実直に反省して、今、議会の方々に反省と私の責任の在り方を議会の方々に判断して頂いております」  自身の給料を3割カットすると表明した川俣町の佐藤町長。その訳は、ワイシャツにある。事の発端はバレンタインデーの14日、地元の織物会社から町長や町の幹部ら合わせて31人にワイシャツが贈られたのだが、これに一部の町議らが贈収賄の可能性を指摘したのだ。実はこれ、それぞれの体に合わせて作られたフルオーダーで絹100%の高級品。販売すれば当初、1着6万円を見込んでいたという。業界内でも絹は価値が高い素材とされている。都内のオーダーシャツ専門店によると、絹は希少で手入れも難しく、扱う店も減ってきているという。当然、使用すると高額になるが、それを100%というのだから…。  Le Canon・守田利文社長 :「シャツとしては(絹は)やはり、ワンランク上のもの。31着ですよね?一人ひとりオーダーするわけですよね?かなり大変だとは思いますよ」  日本有数の絹織物の産地として知られる川俣町。織物会社はあくまで着心地などを評価するモニターとしてワイシャツを贈ったとしている。  ワイシャツを“寄贈”した斎栄織物:「半年ほど着てもらって、着心地などを調査票に書いてもらう予定だった。県外出張の時などに着てもらって、PRしてほしかった」  福島県川俣町・佐藤金正町長:「(絹を)PRしてこれからも発信していくものだと思ってお話を頂いた時は、うち(町)として取り組むべきという思いを持ったんですけど…」  町、織物会社とも試着して返却するものだったと説明しているが、書面を通した業務契約はしていなかった。来月の町議会で承認されれば、4月から半年間、町長の給料は減額される。