都内土地付き新築住宅 20年間住むともらえる条例

12/12 17:18 更新

 東京都のある自治体が10日、画期的な条例を可決した。20年間、そこに住むと、新築の戸建て住宅が土地付きでもらえるということだ。その物件を見てきた。  人口約1400万人。経済で、文化で、ファッションで日本をリードする世界有数の大都市。そんな東京都に条件付きながら家を1軒丸ごとくれるという気前のいい自治体がある。東京・東京都内では島を除いて、たった1つの村「檜原村」。緑の山々と秋川の清流。雄大に広がる大自然が自慢だが都心まではバスと電車を乗り継いで約2時間。駅なし、国道なし、小学校と中学校は1校ずつ、スーパーは村に1軒あるだけだ。  村民(60代):「空気がきれいで水も全然、消毒なんかしなくても飲める」  村民(40代と30代):「バスに乗っていても、知らなくても声かけてくれたりとか」  とはいえ、山あいの自治体のご多分に漏れず、檜原村も年を追うごとに人口が減少。しかも、65歳以上の高齢者がついに村民の半分を超えた。そこで、10日に成立したのがこんな条例だ。  檜原村・坂本義次村長:「ここに若い人を住まわせようということで、年齢制限をして40歳以下、20年住むと家賃は頂くが自分の物になる という条例を作りました」  村が用意したのは新築の木造住宅2棟。寄付を受けた土地に建てたという。檜原村が誇る杉をふんだんに使った平屋建て3LDK。家賃は月額5万円。40歳以下で配偶者か婚約者がいるなどの条件を満たした人がこの家に20年住み続けた場合、無償で譲り受けることができる。移り住んでも仕事がなかなか見つからない。そんな課題も残されているが、檜原村は来年2月から入居者の募集を始めるという。