裁判員制度10年 経験者や司法関係者が課題を議論

05/21 23:34 更新

 国民が刑事裁判に参加する「裁判員制度」が始まって21日で10年になりました。裁判官、検察官、弁護士、裁判員経験者らが集まり、制度の意義や国民に浸透させるための課題を話し合いました。  裁判員経験者:「(裁判員は)真剣勝負の経験でした。人間形成の部分でも一助になると感じましたし、非常に良い経験ができました」  シンポジウムに参加した裁判員経験者の男性は、そのうえで「裁判員を経験した人の声が一番大事。やって良かったという声を伝えていけば、これから経験する人に伝わっていく」と述べました。裁判官からは「裁判員を経験した人の勤務先で制度を説明する場を設けることを呼び掛けたり、中高生、大学生向けの出前授業に力を入れている」と話しました。また、検察官からは「協力が得られやすくするためにも裁判の審理期間を短くすることが必要」と課題を指摘したうえで、「そのためにも争点や証拠を絞り込むことに努力していきたい」と述べました。裁判員候補者の辞退率は去年は過去最高の67%で、制度開始から10年になるにあたって課題となっています。