“内部通報への対応怠った”柔道事故巡り全柔連提訴

04/19 18:37 更新

 柔道事故を巡って全日本柔道連盟が内部通報への対応を怠ったとして、被害に遭った男性(18)と父親が損害賠償を求めて連盟を提訴しました。  訴状によりますと、福岡市内の当時、中学2年だった男性は市内の道場で指導者から片羽絞めという技を掛けられて一時、意識を失いました。原告の父親は連盟の内部通報窓口に相談しましたが、福岡県柔道協会に調査を指示した連盟は、指導者の説明は信用でき、問題はなかったとの認識を示したということです。被害に遭った男性と父親は、誠実な対応がなく多大な精神的苦痛を受けたなどとして総額330万円の慰謝料を求め連盟を提訴しました。会見で父親は「ちゃんと向き合ってくれる組織だと思っていたが、期待外れだった」「裁判の場でしか相手に意見を求められないのは残念」と話しました。この事故を巡っては、指導者の男性に慰謝料など4万4000円の支払いを命じる民事訴訟の判決が確定しています。提訴について連盟は「訴状が届いていないのでコメントしようがありません」と話しています。