都市部で乳がん 東北地方は胃がん 傾向に地域差

09/20 18:14 更新

 新たにがんと診断された患者の推計値が発表された。都市部では乳がんの割合が多いなど傾向に地域差があることが分かった。  86万2000人。全国で新たにがんと診断された患者の最新の推計値だ。国立がん研究センターによると、男性は胃がん、肺がん、大腸がんの順で多く、女性は、乳がん、大腸がん、胃がんだった。2人に1人が一生のうちに一度は診断されるといわれるがん。なかでも胃がんは、地域ごとの食生活が影響しているという。秋田県や山形県、新潟県などで胃がん患者の割合が高く、食塩の摂取量が多いことが影響している可能性があるというのだ。雪国特有の塩辛い食事が健康を損なうという危機感から、すでに食生活の改善を訴えるCMを制作した自治体もある。厚生労働省が5年ごとに行っている調査で死亡率が最も高かった青森では、だしのうまみで塩分をコントロールする「だし活」を呼び掛けているのだ。一方、女性で乳がんの割合が高い傾向にあるのが東京や福岡県などの都市部。子どもを産まないライフスタイルが関係している可能性があるという。国立がん研究センターはデータを分析し、地域ごとにがん対策の計画を立てることが重要としている。