年越しそばは大丈夫? 北海道産“新そば”大不作

11/08 17:53 更新

 新そばの季節が到来したが、そば店からは心配の声が上がっている。日本一のソバの生産地、北海道。長雨などが原因で収穫量が減っていて、国産ソバの価格が高騰している。  そば粉100%、こだわりの十割そば。この時期、出しているのは北海道摩周産。新そばの季節が到来したにもかかわらず、亭主には気に掛かっていることがある。原料であるソバの実の価格が高騰しているというのだ。国産の玄そば、殻つきのソバの実の流通に携わる業者などに問い合わせてみたところ、この秋、北海道で収穫された玄そばは去年の1.5倍から1.6倍の価格での取引となる傾向にあるという。その理由は天候不順による収穫量の減少だ。例えばここ、作付面積日本一という北海道幌加内町では春の大雪や夏の大雨がソバの生育に大きな影響を与えていた。夏にはソバの白い花が一面に咲いたものの、湿気に弱いというソバ。実際には収穫量は減ってしまったという。9月に行われた幌加内の新そば祭り。収穫の量は減ってもおいしさは変わらない。ただ、国産のソバの半分近くを北海道産が占めているため、そば店では気をもんでいる。北海道産を中心に国内各地から季節ごとに最良のソバの実を仕入れているというこちらの店。来月には年越しそばの準備もあるということで、気になるのは他の産地のできだ。玄そばの卸を行うある商社によると、これから本州でのソバの収穫が始まり、国産のものは価格が落ち着くとみているという。