“三億円事件”から50年 現場を巡るタクシーツアー

12/10 17:26 更新

 ちょうど50年前の10日、日本の犯罪史に名を残す「三億円事件」が起きた。半世紀経ち、すっかり風景は変わったが、その現場を辿るツアーであの事件を振り返る。  日本の犯罪史上に残る未解決事件。いわゆる、三億円事件が起きて10日で50年が経った。現場となった府中刑務所脇の道路。50年経っても当時と同じように片側1車線の道が通っている。その塀の前ひた走るタクシーがあった。横浜のタクシー会社が企画した三億円事件ツアー。事件にゆかりのある場所を案内してくれるサービスだ。偽の白バイに乗った偽の警察官。まさにそれが事件の始まりだった。偽の警察官は輸送車に駆け寄り、この車に爆発物が仕掛けられた可能性があることを告げる。そして、車の下回りを調べるふりをして発煙筒を点火。銀行員らを避難させたうえで自分で輸送車を運転し、白バイを残したままその場を立ち去った。奪われた現金輸送車は現場から600メートルほど離れた草むらで発見され、用意していた乗用車に乗り換え逃走したものとみられる。三億円事件ツアーのクライマックスも、その現金輸送車の発見現場。実際の事件では、逃走に使った乗用車が4カ月後に数キロ離れた団地で発見された。車のトランクにはジュラルミンケースが残されていたが、中身は空だった。投入された捜査員は延べ17万人。そして、事件から7年が経った1975年。当時、仮に犯人が30代だったとして、生きていれば80代。今も、あなたの隣で何食わぬ顔で暮らしている可能性はゼロではない。