【報ステ】リニア開業が間に合わない?原因は“水”

06/13 23:30 更新

 2027年の開業を目指しているリニア中央新幹線の工事が、静岡県の8.9キロの区間で着手できていない。JR東海の金子社長は12日の会見で「静岡の工区が他に比べて進捗が遅れている。開業の時期に影響を及ぼしかねない」と述べた。これに対し、静岡県の川勝知事は13日「遅れの原因を反省もないまま言われるのはおかしなこと」と反論した。川勝知事が懸念しているのは県内を流れる大井川の水の量。工事によって上流の地下水がトンネル内に湧き、大井川の水が最大で毎秒2トン減るとJR東海が試算した。大井川は8市と2町に住む約62万人に水道水を供給し、農業や工業にも使われてきた重要な水源となっている。JR東海は、大井川につながる導水路を通じてトンネル掘削で流れ出る湧き水を川に戻し、水量の減少を食い止める計画だが、どうやって水を戻すのかなどについて、静岡県とJRとの協議は難航している。