復旧続く被災地 情報、物資、いま必要なものは

09/13 17:12 更新

 復旧作業が続く北海道の被災地の現状をHTB北海道テレビのスタジオから報告です。  (依田英将アナウンサー報告)  (Q.被災地で被災している皆さんが一番、困っていることや足りないものは何?)  例えば、震度6強の揺れがあった北海道むかわ町の避難所に取材に行きましたが、その時には乳幼児用のオムツが足りないという話をお母さんから聞くことができました。サイズの偏りがあり、SサイズとLサイズはあるが、Mサイズは6カ所の避難所を回ってもなかったという話を聞くことができました。また、避難生活が長期化して安らぎの時間を求める避難者の人も徐々に多くなってきている印象があります。そのような人に向け、少しでも癒やしを届けようという取り組みもすでに自主的に始まっています。例えば、馬で木材を運ぶ仕事をしている人が北海道厚真町にいますが、避難所に馬を連れて行って子どもたちに触れ合わせる時間を作って笑顔を運んでいる人もいます。ただ、この人も実は被災者なんですが、今できることをやりたいということで馬による癒やしの提供ということでした。また、自衛隊による慰問の演奏もあったり、侍ジャパンの稲葉監督が避難所を訪れて住民を励ますということもここ1日、2日で動き出しています。避難生活は非常に制約が多いなかで、一瞬の安らぎの時間は生まれつつあるんだなという印象があります。さらに、住民同士の協力も非常に大きな役割を果たしています。厚真町は山間に位置していて、なおかつ道路が今も寸断されている所も数多くあります。そんな地域の一つに住民の人々が自主的に作った寄り合える避難所も厚真町ではいち早くできました。厚真町内は物資や情報がまんべんなく行き渡っているとは言えないですが、皆さん隣近所で手を取り合って苦難を乗り越えようとしている状況です。自主避難所では12日、ようやく自衛隊などによる3食の食事の配給が始まったということでした。自主的に避難所を開設されている人が車で20分以上離れた町の中心部まで毎回、取りに行っていたという状況が続いていて、ようやく12日に解消されたということです。  (Q.北海道はこれからどんどん寒くなるが、防寒対策や寒さ対策は大丈夫か?)  今週になって本当に一気に季節が進み、例えば12日朝の厚真町の気温を見ても1桁になりました。ちょっと厚着をして肩をすくめながら炊き出しに行く人もいて、避難所に聞くと毛布の数を増やしたり暖かい着物というのも増えたりはしているのですが、寒さと運動不足も相まって風邪を引いている人が非常に避難所のなかでは多くなってきています。また、厚真町以外でも余震への不安や緊張状態が続いて体調を崩している人も非常に少なくない状況です。体調のケアをしながら呼び掛けられている20%の節電の努力もしなければいけない。冬に向けた季節の歩みと節電生活がまさに隣り合わせになっているというのが現在の北海道の状況です。