世界的な阿蘇の“絶景”が…国の復旧工事で破壊

09/14 18:58 更新

 世界的にも認められた貴重な絶景スポットが国による復興工事で壊されていたことが分かった。  ユネスコの世界ジオパークに認定されている熊本県の立野峡谷で、阿蘇山の溶岩でできた柱状節理が熊本地震に伴う国の復興工事で壊されていたことが14日に分かった。柱状節理とは、溶岩が冷えて固まる時にできる規則正しい柱上の割れ目のこと。立野峡谷では川岸に大規模に露出していた。しかし、国土交通省熊本復興事務所は、地震で崩落した阿蘇大橋の架け替えに伴う道路の新設工事で、高さ70メートル、幅110メートルの柱状節理を含む岸を掘削した。阿蘇ジオパーク推進協議会は「柱状節理の景観は見所の一つではあったが、認定審査に致命的に影響するものではないと考えている」としたものの、「貴重な景観が失われたことは残念」と話している。