棋士たちの勝負めし 渋谷「みろく庵」閉店へ

03/12 17:04 更新

 12日もお昼時は多くの客でにぎわっていた。東京の将棋会館近くにあるそば店「みろく庵」。藤井聡太七段の活躍で一躍脚光を浴びた「勝負めし」の店が今月末に閉店する。  お店をオープンしてから37年。万感の思いで歩んできた。東京・渋谷のおそば屋さん「みろく庵」。全国的に知られている有名店だ。有名になった理由が、将棋会館から歩いて10分程度ということもあり、天才高校生・藤井聡太七段などプロ棋士たちが対局中にこぞって出前を頼むお店として知られているのだ。2年前には当時、前人未到の29連勝がかかっていた藤井四段が昼食を注文。その勝負メシが「豚キムチうどん」。お店にはその後、同じ味を求めてお客さんが殺到した。今月での閉店を知った加藤一二三九段は…。  加藤一二三九段のTwitterから:「寂しい思いでおります。トマト大好きひふみんのため、当時メニューになかった冷やしトマトを用意してくださり、長年ありがとうございました」  3年ほど前から体調を崩しがちだという檜垣善啓社長(74)。去年、ビルの建て替え話が浮上したことをきっかけに閉店を決意したという。続けてほしいという声も多いというが…。  みろく庵・檜垣善啓社長:「申し訳ないなという気持ちと、それからありがたいなとは思うんですけど、それを無理に押し殺して『辞めます』というのはつらいところがあった。最後の最後まで頑張っていきたいと思う」