“あおり運転”懲役23年求刑「真摯な反省言い難い」

12/10 17:06 更新

 東名高速であおり運転の末に夫婦2人を死亡させたとして危険運転致死傷などの罪に問われている被告に対し、検察側は懲役23年を求刑した。  傍聴を続けた遺族の目に石橋和歩被告(26)はどう映ったのだろうか…。去年6月、あおり運転を受けた車が停車したところ、トラックに追突されて夫婦が死亡、娘2人がけがをした事故。10日の裁判で検察官が代読したのは、両親を奪われた17歳の長女の文章。さらに、亡くなった夫婦のそれぞれの親も出廷。萩山嘉久さんの母親は涙ながらに思いを語った。この裁判、最大の争点となっているのが危険運転致死傷罪の適用について。検察側は被告のあおり運転によって一家は車を停止させられ、結果、死傷が生じたと主張。危険運転致死傷にあたるとし、懲役23年を求刑した。一方、弁護側は、事故は車を止めた後のことで運転中が前提のこの罪は成立しないとした。最後に石橋被告本人が証言台に立ち「私が注意を素直に聞いていればこんなことにはなりませんでした。父母を死なせてしまって遺族に深い傷を負わせてしまったことを一生、背負っていきます。つらい思いをさせてしまったことを本当に申し訳なく思います。自分がされたら嫌なことを他の人にはしません。二度と運転せず、このようなことを繰り返しません」と述べた。