天皇退位巡り最終報告 称号・制度設計まとめ総理へ

04/21 18:45 更新

 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議が最終報告書をまとめました。退位した後の天皇は「上皇」とし、象徴としての公務は新しい天皇が務めることなどを提言しています。  (政治部・柊知一郎記者報告)  報告書は20ページにまとめられ、安倍総理大臣に21日午後に手渡されました。  安倍総理大臣:「この最終報告を参考としつつ、天皇陛下の退位を実現する法案の立案を進め、速やかに国会に提出するよう全力を尽くしたい」  報告書は退位の是非には触れていません。あくまでも退位した後の制度設計をまとめたものです。天皇は退位した後は「上皇」とし、皇后については「上皇后」を新たに設けることを提言しました。象徴や権威の二重性を回避するために公務は行いません。秋篠宮さまについては、継承順1位を示す「皇嗣(こうし)」を付けて「秋篠宮皇嗣殿下」としています。上皇が崩御された場合は「大喪(たいそう)の礼」を行うと記されています。一方で、今回の議題になかった皇族の減少については、報告書の最後に「先延ばしできない課題」として訴えています。政府は5月の連休明けに特例法案を国会に提出し、成立を目指します。