600億円の年金支給漏れが発覚 対象者は10万6000人

09/13 16:53 更新

 一定の条件でもらえる年金の加算分について、総額600億円の支給漏れがあったことが分かりました。  夫が厚生年金か共済年金に20年以上加入していて、年金を受け取る場合、妻が65歳未満などの条件で、夫の年金に家族手当として加給年金が加算されます。妻が65歳になり、自分の年金を受け取るようになると加給年金は打ち切られ、振替加算が妻の年金に上乗せされます。厚生労働省は、この振替加算の対象者10万6000人に1991年から総額598億円の支給漏れが見つかったと公表しました。一度に見つかった支給漏れ額としては過去最大です。対象者のほとんどは夫婦のどちらかが共済年金で、漏れた支給額は一人あたり平均56万円、最高で590万円でした。また、このうち4000人についてはすでに亡くなっているということです。厚労省は、共済組合のデータが日本年金機構のシステムに誤って入力されるなど情報処理の不備などが主な原因だと分析していて、対象者には郵送で通知したうえで、11月をめどに支払うとしています。