他人同士が眠る 格安で人気の「合葬墓」とは

06/12 17:06 更新

 「合葬墓」というお墓のスタイルをご存知だろうか。先祖代々のお墓ではなく、この合葬墓を選ぶ人が今、増えている。川崎市では内覧会が想定外の反響となっていた。  最後に眠る場所をどこにするのか。今、その選択肢に変化が起きつつある。川崎市。平日にもかかわらず、市が管理する霊園に集まったのは全部で186人。皆さんがいる場所を空から見ると、まるで古墳のような形をした施設のお墓だ。だが、ただのお墓ではない。それは他人同士の遺骨をまとめて一緒に納める形式の合葬墓と呼ばれるお墓だ。実は今、この合葬墓が注目されているのだ。川崎市がこれまでに2回実施した内覧会には約1400人が参加。反響の大きさを受けて今回、追加で開催を決めたのだ。  では、合葬墓とは一体どんなものなのか。まずは、霊園にある霊安室で遺骨を専用の袋に入れてお別れをした後、合葬墓へ。そして、合葬型墓所の納骨棺と呼ばれる深さ約2.4メートルの大きな穴に納骨するという。納骨棺は全部で8つ。埋葬可能数は約2万体だ。利用料金は使用料と管理料を合わせて10万円になる。それにしても割安とはいえ、家族でもない他人と一緒に納骨される合葬墓をなぜ選ぶのか。参加者の多くがお墓を継ぐ人がいない墓がないなどが理由のようだ。