お年寄りの声援受けるお相撲さん 正体は介護職員

02/13 17:33 更新

 相撲の土俵が東京・世田谷区の住宅街に。相撲部屋でもないのに一体なぜ。  それは両国から約15キロの東京・世田谷にあった。どこにでもありそうな特別養護老人ホーム。しかし、よく見ると職員の男性たち皆、体格が良い。閑静な住宅街に響く肉と肉とがぶつかり合う音。介護職員だった人たちが相撲を取っている。  5人はホームを運営する社会福祉法人の相撲部に在籍。理事長が日本相撲連盟の副会長を務めていること、そして高齢者に相撲を楽しんでほしいということから去年夏に土俵を作ったという。この土俵はかなり本格的なもので、国技館の土俵と同じ大きさ、そして同じ土を使っているという。  入居している人は皆、人生の先輩ばかり。  赤松くにさん(100):「(Q.お相撲は好きですか?)大好きです、大好きよ」  栗山眞理子さん(81):「私はずっと見てたの、何年も。子どもの時からず~っと」  植村和子さん(90):「なんか自然にね、笑顔になりますからね」  稽古は仕事の合間を縫って行われる。それでも入居者は喜んで観戦してくれるという。ホーム側も、土俵から生まれる地域の輪を期待している。