【報ステ】Muse細胞『慢性腎臓病』に効果が

07/12 23:30 更新

 ES細胞、iPS細胞に続く“第三の万能細胞”として期待され、注目が集まっている『Muse細胞』で、慢性腎臓病を治療できる可能性があるという研究成果が12日に発表された。慢性腎臓病になると、血液などの老廃物をろ過して排出することが十分にできなくなってしまう。成人の8人に1人が患う新しい国民病とも言われ、人工透析でろ過機能を補うか、腎臓を移植するしかなく、根本的な治療法は今のところない。研究チームは、慢性腎臓病になった実験用のマウスにヒトのMuse細胞を注射したところ、ろ過機能を担う複数の種類の細胞に分化し、腎臓の機能が回復したという。Muse細胞を発見した東北大学の出澤真理教授は「Muse細胞は腎臓病の根本的な治療を提供できる。負担のある人工透析や腎移植に代わる画期的な治療になれると期待している」と話す。