原発事故「国と東電に責任」 賠償認める初の判決

03/17 17:22 更新

 福島の原発事故で避難している住民らが損害賠償を求めている裁判で、全国で初の判決が言い渡されました。  (社会部・古武家朋哉記者報告)  判決は国と東京電力の責任を初めて認めるもので、判決を言い渡された後、地裁前に集まった人々からは大きな拍手と歓声が上がっていました。福島県から群馬県に避難した住民ら45世帯137人は、生活を奪われ、精神的な苦痛を受けたなどとして、国と東電に合わせて約15億円の損害賠償を求めていました。前橋地裁は判決で、東電に対しては事故の3年前には敷地の高さを優に超える津波が来ることを予見していて、非常用電源を高台に設置するなどの安全対策を怠ったと指摘しました。また、国に対してもその監督責任があったことを認めました。一方、自主避難者に対する賠償は、支払われる人と支払われない人に分かれた判決になりました。東京電力は「判決内容を精査して対応を検討する」とコメントを出しました。同じような集団訴訟は全国で約30件、1万人以上が参加しています。17日の判決が今後の裁判に大きく影響するとみられます。