JR西日本が会見 のぞみ人身事故「安全優先」に疑問

06/15 16:54 更新

 14日、走行中の新幹線「のぞみ」が人と衝突した事故ですが、なぜ衝突したのか、どうやって線路に入ったのか謎が多く残っています。そんななか、警察は、死亡したのが近くに住む52歳の介護士の男性だったことを明らかにしました。事故を受け、JR西日本が15日午後4時から会見を行っています。  (北田淳記者報告)  会見冒頭、平野賀久副社長が謝罪しました。  JR西日本・平野賀久副社長:「多くのお客様にご迷惑をお掛けしました。深くおわび致します」  会見を聞いて感じたのが、安全最優先の意識が現場の職員などに根付いていないことです。会見では、小倉駅の係員が新幹線のボンネットがゆがんでいて違和感を感じたにもかかわらず、すぐに報告をせず、列車が発車してから指令に報告していたことが分かりました。JRはこうした駅員の対応から、安全最優先の取り組みがすべての社員に伝わっているかというと、胸の張れる状態ではないと話しました。また、新幹線に接触した男性は約18メートルの橋脚に点検用のはしごを使って登り、線路に侵入していたことが分かりました。ただ、思うのは当たったのが動物でも人間でも列車を止めることに関係はありません。あのまま走っていたらボンネットが剥がれ、重大事故につながることも考えられます。まずは、第一に安全を考えるべきです。事故やトラブルが起きるたびに安全最優先を掲げてきたJR西日本。これまでの教訓は生かされるのでしょうか。