のぞみ事故多くの謎 衝突したのは52歳介護士の男性

06/15 16:50 更新

 14日、走行中の新幹線「のぞみ」が人と衝突した事故、なぜ衝突したのか、どうやって線路に入ったのか謎が多く残っている。そんななか、警察は、死亡したのが近くに住む52歳の介護士の男性だったことを明らかにした。  15日朝、平常の運転を再開した山陽新幹線。JR博多駅では列車内で一夜を明かした人たちの姿が見られた。14日、JR山陽新幹線「のぞみ」が人と接触して先頭車両の先端が大きく損傷。ボンネットからは体の一部が見つかった。また、北九州市八幡西区の線路内で衣服が見つかったほか、2キロほど離れた線路上でも人の体の一部が見つかっていて、その近くの線路沿いの路上で無人の車が発見された。15日午後、警察はこの遺体が福岡県直方市に住む52歳の介護士の男性であると発表した。遺書などは見つかっていない。遺体の近くで見つかった車の所有者の指紋と遺体の指紋が一致。着衣の一部も同一だったため、この男性の遺体だと判断した。JR西日本は、運転士は福岡県内で通常と異なる音を聞いたが、そのまま走行を続けたという。不用意に線路内に立ち入り、事故に遭ったのか。それとも自殺しようとしたのか。詳細については調査中だが、そもそも新幹線の線路は普通、高架に敷かれていて人が侵入しにくい作りになっているはず。専門家によると、博多駅から小倉駅の間でも複数箇所、盛り土になっている所があり、フェンスさえ乗り越えれば線路内に入れるという。また、体の一部が見つかった石坂トンネル付近は高架が低くなっていて、柵を乗り越えて階段を40段ほど上がると線路内に入る扉まで行くことができる。  鉄道アナリスト・川島令三さん:「ただ、近くに住む人はJR西日本と協定して侵入する人がいたらすぐに警察に知らせる協定を結んでいる。人目のない所でないと入れない」  JR西日本は今回の事故について、15日午後から会見を行っている。