狭山事件で新鑑定結果を提出 弁護団が再審開始訴え

09/06 17:20 更新

 1963年に女子高校生が殺害された「狭山事件」で、再審請求中の男性の弁護団が有力証拠とされる万年筆は事件とは関係ないとする鑑定結果を裁判所に提出しました。  石川一雄さん(79)は1963年、埼玉県狭山市で女子高校生が殺害された事件で強盗殺人などの罪に問われて無期懲役が確定し、32年間の服役の後に仮釈放されて再審請求をしています。弁護団は6日、被害者の使っていた万年筆のインクが石川さんの自宅から見つかったものと一致しないとする新たな鑑定結果を東京高裁に提出したことを明らかにしました。判決では石川さんの自白に基づき、自宅から被害者の万年筆が見つかったことを有罪の有力な証拠の一つとしていました。弁護団は、会見で「自白の信用性が根底から崩れるもの」「石川さんの無実を証明する鑑定」と述べ、再審の開始を訴えました。