【報ステ】「長崎原爆の日」国連事務総長が初出席

08/09 23:30 更新

 長崎に原爆が投下されて9日で73年。核軍縮をめぐる動きが停滞するなか、長崎市で行われた平和祈念式典には、国連トップとして初めてアントニオ・グテーレス事務総長(69)が出席した。グテーレス事務総長はあいさつで「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ、ノーモアヒバクシャ。この長崎が核兵器の被害に苦しむ地球最後の場所となるよう決意しましょう」と呼びかけた。被爆者と面会し、原爆資料館にも足を運んだグテーレス氏は「被爆者の苦しみに深い連帯を表明する。国連事務総長として全面的に核禁止条約を支持し発効を願っている」と述べた。核兵器の使用などを禁止した核禁止条約は、去年、122カ国が賛成して国連で採択された。しかし、アメリカの核の傘に依存する日本は「現実的ではない」と反対している。式典に出席した安倍総理は、核禁止条約については直接触れず「真に“核兵器のない世界”を実現するためには、核兵器国と非核兵器国双方の協力を得ることが必要だ」として「双方の橋渡しに努め国際社会の取り組みを主導していく決意だ」と述べた。