大川小児童と教師の遺族 “あの日”伝える活動

03/10 11:52 更新

 東日本大震災から11日で6年です。84人が犠牲になった宮城県の大川小学校では、児童と教師の遺族が一緒になって「語り部」を始めています。  宮城教育大学3年生の佐々木奏太さん(21)。佐々木さんの父親は大川小の教師でした。あの日、大川小には8メートルを超える巨大な津波が襲いました。児童74人と佐々木さんの父親を含めた教職員10人が犠牲になりました。教員の遺族という立場に置かれた佐々木さん。訴訟が起こされ、教員の責任が追求されるなか、大川小の出来事を直視できずにいました。  佐々木奏太さん:「(児童を)守るべきだった父親を亡くした自分が、守られるべきだった子どもの遺族に話を聞くというのはすごく勇気が必要だった」  それでも佐々木さんは遺族に連絡を取り、去年12月から一緒に大川小を訪れた人々にあの日起きた出来事を伝える活動を始めました。  佐々木奏太さん:「私たちの世代からあの日、この場所で何があったのか考えていかなければならない」  当時6年生の次女を亡くした佐藤敏郎さん:「奏太君と一緒の場で活動する機会が少しずつ出てきたのは感慨深い」