【報ステ】九州豪雨から1年 不明の妻を待つ男性

07/05 23:30 更新

 九州北部豪雨から5日で1年。被害が大きかった福岡県朝倉市では5日朝から断続的に雨が降り、夕方には土砂災害の恐れから避難勧告が出された。1年前、豪雨は一夜にして街を一変させた。40人が犠牲となり、今も2人の行方がわかっていない。そのうちの1人が田中耕起さん(54)の妻・加奈恵さん。田中さんは建設業の仕事を中断し、跡形もなく流された自宅で一人、手がかりを探し続けている。しかし、田中さんの集落では話し合いの結果、防災対策ができるまで集落ごと避難することが決まった。田中さんは妻のことについて「このままだと宙に浮いた状態。待つか、葬ってあげるか。家族で話そうかと思う。捜索を続ける消防団員の家庭もあるし、うちだけの話だから負担はいかがかなと思う」と話す。田中さんは5日に行われた追悼式に参加。「行政に8日の一斉捜索の協力をお願いしたら、線引きができる」と語った。