09/09 20:07 更新
福岡県のナンバー2である副知事が、県町村会からわいろを受け取ったとされる汚職事件の裁判が、9日結審です。検察は、中島前副知事に懲役2年、町村会の会長だった山本前添田町長に懲役1年を求刑しました。起訴状などによりますと、前副知事の中島孝之被告は、後期高齢者医療制度の運用に関して、県町村会側に便宜を図った見返りに、会長だった山本文男被告(84)と、事務局長だった笹渕正三被告(81)から、現金100万円を受け取ったとされています。9日の裁判で検察側は「中島被告は現金を私的に使うなど私欲のために受け取っており、県政の信用を失墜させた」などと指摘し、懲役2年、追徴金100万円を求刑しました。さらに「山本被告は公的団体の金を犯罪に使っており、要職に就いていた被告が主導的役割を担うなど責任は重大」、「笹渕被告は謝礼の話を山本被告に持ちかけるなど果たした役割も大きい」などとしたうえで、それぞれ懲役1年を求刑しました。一方、弁護側は、3人とも執行猶予付きの判決が相当と主張しました。最後に法廷で、中島被告は「懸命に務めてきたが、結果として県民県政に対し、信頼をなくしたことは申し訳なく思う」、山本被告は「心を入れ替え、新しい人生を歩いていきたい」とそれぞれ述べました。