グアム移転先行で日米合意 普天間移設を切り離し

2/08 18:03 更新

 在日アメリカ軍の再編計画の見直しで日米両政府は、こう着する普天間基地の移設問題を切り離し、海兵隊のグアム移転を先行して進めることで合意しました。  (政治部・花村恵子記者報告)  玄葉外務大臣と田中防衛大臣が8日午後、野田総理大臣に合意内容を報告しました。  玄葉外務大臣:「在日米軍の再編の方向性について、共通認識に至りましたので、今、田中大臣がおっしゃいましたけれども、総理にご報告をして、了承を得たというところでございます」  今回の合意では、普天間基地の辺野古への移設を確認したうえで、移設問題の進展と切り離して海兵隊のグアム移転とほかの基地などの返還を進めるとしています。海兵隊の移転規模などは今後、協議を続けるとしています。合意のポイントは、移設問題を切り離し、沖縄の負担軽減を前面に出していることです。日本政府はこれをてこに普天間移設を進めたい考えです。しかし、切り離したことで普天間移設の推進力がなくなるという懸念も出ています。野田総理らは、繰り返し普天間を固定化させないと強調していますが、沖縄の理解を得られるかは日本政府のさらなる努力が求められます。