“海兵隊岩国”火消しに躍起 「普天間固定」懸念

2/07 11:50 更新

 在日アメリカ軍の再編が大きく変わってきました。当初、2006年の日米合意では、沖縄海兵隊8000人のグアム移転と普天間基地の辺野古への移設はセットでした。しかし、今回の見直しで、アメリカ側は辺野古への移設とは切り離し、グアム移転は4000人規模にして、残りをハワイなどに、さらに約1500人を山口県岩国基地に移す案を打診しました。岩国基地にはすでに神奈川県厚木基地の部隊の移転などが決まっていて、地元の反発は必至です。  突然降って湧いた海兵隊の移転話に地元からの反発を恐れて、野田総理大臣は火消しに躍起です。  野田総理大臣:「在沖縄海兵隊を岩国基地に移転させるとの協議は、日米間では行っておりません」  ただ、玄葉外務大臣は、今回の見直しについて「国外移転が望ましいが、全国で負担を分かち合う意味もある」と述べ、普天間基地の辺野古移設に向けた沖縄県民の理解を得たい考えです。しかし、辺野古にこだわる日米両政府とそれに反対する沖縄という構図がこう着したままでは、普天間基地の固定化の懸念を拭うことはできません。野田総理は「固定化をさせない」としていますが、沖縄、さらに岩国との調整は難航が予想され、実現に向けた先行きは一向に見えてきません。