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前立腺肥大症

 
■概要

最近おしっこの出が悪い…、それは前立腺肥大症かもしれません。
男性に特有の病気で、高齢になるほど発症しやすくなりますが、
年齢のせいだと諦めたり、泌尿器科の受診を恥ずかしがったりして、
治療を受けていない患者が少なくありません。

今回、前立腺肥大症についてお話を伺ったのは、
原三信病院 副院長 泌尿器科主任部長の
山口秋人(やまぐち あきと)先生です。


■前立腺とは

前立腺は精液を作るのが大きな働きで、膀胱の下にあり、
中には尿道が通っています。
大きさはクルミ大くらいですが加齢とともに大きくなることが多く、
70〜80歳になると70%ぐらいの人が大きくなります。
ただし、前立腺が大きくなってもすぐに症状が出るわけではなく、
症状が出た場合に前立腺肥大症と呼ばれます。


■前立腺肥大症の原因

前立腺肥大症は肥満や高血圧、高血糖、脂質異常症など、
メタボリック症候群との関係が指摘されていますが、
今のところはっきりとした原因は分かっていません。
ただし、前立腺肥大症は高齢になるほど発症しやすく、
男性ホルモンの影響も指摘されていることから、
加齢によるホルモンバランスの変化が
病気の発生や進行に関係していると考えられています。


■前立腺肥大症の症状

前立腺肥大症の症状は初期ではおしっこが近い、
夜中におしっこで起きるといったものです。
進行するとおしっこが出にくくなる、時間がかかる、
なかなか終わらないといった感じになります。
さらに進行すると残尿感を自覚します。


■前立腺肥大症の診断・検査

前立腺肥大症の診察では、
まず問診で症状の有無や程度を確認します。
次に直腸診といって、
肛門から指を入れて直腸の壁越しに
前立腺の大きさや弾力を確かめます。
そこで前立腺肥大症が疑われれば
親指程度のスティックを肛門に挿入して、
前立腺の大きさや形を観察する超音波検査や、
尿の勢いや排尿の具合を調べる尿流測定といった詳しい検査が行われます。


■前立腺肥大症の治療

前立腺肥大症の治療は、
最初は薬物療法で前立腺を緩めておしっこを出しやすくします。
それによって膀胱が楽になって、おしっこが近いのが改善します。
また前立腺を小さくする目的で
男性ホルモンが作用しにくくなる薬物を使うことがあります。
ただし、前立腺肥大症は進行性の病気なので、
薬が効かなくなることがあります。
そういう場合には薬を変えたり、重複して使ったりしますが、
それでも治らない場合には手術を考えます。


■前立腺肥大症の手術

前立腺肥大症の手術は大きく分けて2通りあります。
従来から行われているのは電気メスで前立腺を削り取る方法ですが、
熟練を要すること、出血があること、
最近、高齢者では抗血栓薬という“血液サラサラ”の薬を飲んでいる人が多いことから、
従来の電気メスで切る方法では非常にリスクが高い場合があります。
そういう場合ではレーザーによる手術を行うことがあります。
出血が少なく安全にできることから、
最近ではレーザーによる手術を行うケースが増えています。

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