KBC九州朝日放送

KBCサイト内検索

福岡恋愛白書13 BD好評発売中

KBC共通メニューをスキップ

夏血栓

 
今回、夏血栓についてお話を伺ったのは、
国立病院機構 九州医療センター 副院長の
岡田 靖(おかだ やすし)先生です。


■夏血栓とは

夏に血栓ができやすいのは
非常に気温が高くてたくさんの汗をかくからです。
体の水分が減ると血管の中の水分も減ってしまい、
血液がドロドロになってしまいます。
すると血液のよどみができて、血の塊(※血栓)となります。


■(夏)血栓とそれに由来する疾患

血栓とは体の中を循環している血液が
さまざまな要因から血管内で固まってできたものです。
血栓は血管の壁に張り付いたり、
血管の壁からはがれたりすることがあるのですが、
それが脳で起こると脳梗塞ということになり、
急に片方の手足に麻痺が出る、言葉を発しにくい、
ろれつが回らないなどの症状がでます。
心臓で起こると心筋梗塞ということになり、
突然の胸痛、息苦しさなどの症状がでます。
足の静脈で起こると深部静脈血栓症ということになり、
これは車中泊症候群、エコノミークラス症候群ともいわれていますが、足が腫れたりします。
また足の血栓がはずれて肺に飛んでいくと肺塞栓ということになり、
突然の呼吸困難や胸痛といった重い症状が生じます。


■夏血栓の予防・対策

夏血栓の予防・対策は
炎天下での長時間作業や不要な外出を控えること。
こまめな水分補給、エアコンを上手に使うなどことです。
ビールは非常に利尿作用が強く、
水分がどんどん体から出て行くので水分補給とはいえません。
また喫煙は血管の壁を傷つけて血栓を作りやすくするので注意が必要です。


■脳卒中と熱中症

今年の夏、救急搬送が相次いだ熱中症は
夏血栓に由来する脳卒中と症状が似ています。
どちらも、めまいやふらつき、吐き気などの症状が見られますが、
熱中症では非常に体温が上がって脱水を起こします。
脳卒中ではめまいやふらつき、吐き気などに加えて、
片方の手足が動かない、
急にしゃべり方がおかしくなるといった症状が見られます。
周りの人がよく観察をして、脳卒中と思われる場合には
専門病院へ救急搬送してもらうことが良いと思います。


■まとめ

今年の夏、長い期間に渡って猛暑日と熱帯夜にさらされた私たちの体はすでにかなりのダメージを負っています。
残暑はもうしばらく続きそうなので夏血栓にも十分に気をつけてください。

過去の記事


All Rights Reserved. Copyright © KBC Co.,Ltd. 1998 - 許可なく転載を禁じます