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地域医療連携

 
今回、地域医療連携についてお話を伺ったのは、
福岡大学西新病院 病院長の石倉宏恭(いしくら ひろやす)先生です。


■地域医療連携とは

これまでの一般的な医療では、
患者さんが外来を受診すると1人の医師が外来〜入院〜退院までを管理していました。
地域医療連携は、地域のクリニック・診療所と大きな病院が患者さんの病態に応じて
お互いの得意分野を生かし分担して管理するという新しい考え方のことです。


■地域医療連携の仕組み

医療機関はベッド数20床以上の病院と19床以下のクリニック・診療所に分けられます。
地域医療連携では風邪や軽い怪我など日常的な診療はクリニックや診療所が担います。
これを“かかりつけ医”といいます。
そして専門的な検査や治療が必要な場合はかかりつけ医が紹介状を書いて、
より設備の充実した病院へバトンタッチします。
やがて病院で治療を受けた患者の病状が回復すれば、
元のかかりつけ医に患者を戻して、
必要であれば治療や診療を継続します。
また、患者にかかりつけ医がいない場合や、
病院での検査や治療の結果から
新たな病院への受診が必要な場合は別の医療機関を紹介します。


■地域医療連携が必要な理由メリット

日本は高齢社会が進む一方で、
「生産活動」ができるとされる15歳以上〜65歳未満の人口は減っています。
また医療を受ける側が増える一方で、
医療を提供する側は減っています。
医療の財源も高齢社会が進むにつれてますます不足すると思われ、
その面からも医療の機能分担を行う必要があります。


■地域医療連携のメリット

地域医療連携では医療の無駄を省くことができます。
また地域の医療機関が連携して効率の良い医療をすることによって、
患者さんも効率良く病院に通えることになります。
たとえば、これまでは外来患者の半数以上が
初診から大学病院を受診するケースが比較的多く、
患者さんは病院で数時間も待ったのに診察は数分といったことが見られました
また医師側も軽症患者の診察に追われて、
本来担うべき専門的で高度な医療を十分に提供できませんでした。
そうしたジレンマを解決するためにも地域医療連携は大事になってきます。

※トライのコーナーでは、福岡市早良区の福岡大学西新病院 小児科で行われている外来診療を行わず入院治療に専念するという新たな試みを紹介しました。

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