KBC九州朝日放送

KBCサイト内検索

福岡恋愛白書13 BD好評発売中

KBC共通メニューをスキップ

肺炎

 
今回、肺炎についてお話を伺ったのは、
福岡大学病院 呼吸器内科 
教授の藤田昌樹(ふじた まさき)先生です。


■肺炎とは

肺炎とは細菌やウイルスなどが肺の中で増殖して炎症を起こす病気で、
気管支肺炎と大葉性肺炎に分けられます。
気管支肺炎は比較的粘り気のある痰が出て、
一部にしか広がりません。
大葉性肺炎はサラサラとした痰が出て、全体に広がります。
原因となる微生物として気管支肺炎はマイコプラズマ、
大葉性肺炎は肺炎球菌という区別ができます。


■風邪との違い

風邪は医学的には風邪症候群といわれ、
さまざまなウイルスが原因で引き起こされます。
主な症状はくしゃみや鼻水、咳、痰、のどの痛み、
37度台の発熱などです。
肺炎は肺の内部に炎症が起こるため、
症状が進むと呼吸困難や息切れ、胸の痛みが生じる場合もあります。
悪寒や全身の倦怠感に加えて、
38度を超える高熱や激しい咳が続いたり、
黄色や緑など色の濃い痰が出たりするのも風邪との大きな違いです。


■肺炎の注意点

肺炎の注意点として、
高齢者では特徴的な症状が出ないことが多くあります。
また高齢者は食べ物などが誤って気管に入ることで
誤嚥性肺炎を起こすこともあります。
何か調子がおかしい、いつもと少し違うということがあれば
早く病院を受診しましょう。


■肺炎の治療

肺炎の治療は原因となる病原体によって異なりますが、
細菌が原因と考えられれば抗菌薬、
ウイルスが原因と考えられれば抗ウイルス薬を用います。
軽症で全身の状態が良ければ内服薬を飲みながら通院で治療ができますが、
脱水症状や低血圧、意識や血中酸素濃度の低下、
食事が摂れないなど、中等症から重症の肺炎が疑われる場合や
高齢の場合は入院して注射薬で治療する必要があります。


■肺炎の予防法

肺炎の予防は大きく禁煙、ワクチン、誤嚥対策に分けられます。
1日1箱以上喫煙する人では肺炎のリスクが2〜3倍高まるといわれています。
喫煙によって気道の粘膜が障害されて
肺炎になりやすいといわれているので禁煙が大事です。
また65歳以上の場合は肺炎球菌ワクチンの接種が大切です。
肺炎球菌ワクチンで完全に予防できるわけではありませんが、
病原性が強い肺炎球菌の感染を減らして重症化を防ぐ効果が期待されます。
誤嚥対策は口の中を清潔にすること、食べ物にとろみをつけること、
食べる時に体を起こすことなどが挙げられます。

過去の記事


All Rights Reserved. Copyright © KBC Co.,Ltd. 1998 - 許可なく転載を禁じます