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飛蚊症

 
今回、飛蚊症についてお話を伺ったのは、
九州大学病院 眼科 講師の
中尾 新太郎(なかお しんたろう)先生です。

■飛蚊症とは

飛蚊症とは、ものを見ているときに
黒い虫やゴミのような浮遊物が動いて見える病気です。
蚊が飛んでいるように見えることから
飛蚊症と呼ばれています。
飛蚊症で見えるのは蚊のようなものだけではなく、
蠅やゴミくず、糸くずなど、人によって違います。
大きさや色もさまざまで、
瞬きを繰り返しても目をこすっても消えることはなく、
視線を変えると追いかけてくることもあります。


■眼の仕組みと飛蚊症

眼球には角膜や毛様体、水晶体、網膜など
たくさんの組織がありますが、
眼球内の大部分を占めるのが硝子体(しょうしたい)です。
飛蚊症は硝子体に何らかの不具合が起こって
発症するのではと考えられています。


■飛蚊症の原因

飛蚊症の主な原因は生理的現象(=老化)と目の病気です。
生理的現象では硝子体が液化していくことで
症状が起こるといわれています。
もともと硝子体はタマゴの白身のように
ドロッとしているものですが、
年齢を重ねると徐々に液化してきて濁りが出てきます。
この液化が進行すると硝子体が収縮し、
硝子体の後ろにある網膜から硝子体が剥がれて
後部硝子体剥離を起こし、それに伴う飛蚊症が現れます。
後部硝子体剥離は硝子体の変化によって起こりますが、
多くの場合は一般的な老化現象によるもので、
それによって起こる飛蚊症も心配のないものとされます。
また飛蚊症は最近、パソコンやスマートフォンなどで
長時間、仕事やゲームをする人が増えていることから
比較的 若い世代にも増えています。
それ自体が深刻な目の病気に
必ずつながるという訳でありませんが、
目の使い過ぎには注意しましょう。


■目の病気による飛蚊症

目の病気による飛蚊症の場合には
網膜裂孔や網膜剥離が考えられます。
網膜裂孔とは硝子体が網膜からはずれるときに
網膜が引き裂かれ、穴が開く病気です。
これを放置すると網膜の裏側に水が入ってきて
網膜がはがれる網膜剥離に進むことがあります。
網膜裂孔、網膜剥離が起こるときに
網膜の毛細血管が破れて出血することによって
激しい飛蚊症が起こることもあります。
網膜剥離によって網膜が剥がれてしまうと
失明の危険が高まるため、手術による治療が必要です。


■まとめ

生理的な飛蚊症か目の病気による飛蚊症かを見分けるには
硝子体を調べる眼底検査が必要です。
急に見える量が増えた場合、色や形が変化した場合は
早めに専門の医療機関を受診して検査を受けましょう。

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