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九州スピリット

毎週土曜 よる10:59~11:05放送 ※放送時間が変わりました。歴史、文化、祭りの宝庫、九州。それぞれの風土のもとに育まれた過去は実に多彩です。郷土の過去とそこに秘められた九州人のスピリットを知って、ふるさとへの愛を感じてください。

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次回予告

2017年06月03日(土)矢野倖一とアロー号(1)「国産自動車のパイオニア」

2017年05月27日

福博を発展させた循環路線渡辺與八郎


今から128年前、博多の呉服商、「紙与呉服店」の三代目当主になった渡辺與八郎。彼は莫大な私財を投じて福博の街作りに尽力しました。今週は、彼の事業が福岡に与えた影響に迫ります。


與八郎が尽力した事業のひとつが路面電車「博多電気軌道」。実は計画当時、半分以上が福岡市外の周辺町村を走る路線でした。「電車を通しても、乗るのは狸か狐しかいないだろ」。周囲のそんな声をよそに、與八郎は沿線の土地を買い上げ、更には四本の橋まで建設し開業を成し遂げたのです。

当時の福岡市は、城下町・福岡と商人の街・博多という江戸時代からの狭い市域のままでした。與八郎は、何かと対立関係にあった福岡と博多を一体的に発展させることを考えたのです。この循環路線の開通をきっかけに、沿線開発や周辺の町村との合併が進み、福岡市は広域に発展していきます。そして、もうひとつの路面電車「福博電気軌道」と交差する天神は、乗り換え地点となったことで注目が集まるようになり、後に鉄道の駅や百貨店の集積が進むきっかけとなりました。

電車開業から程なく、與八郎は病に倒れ46歳の生涯を閉じます。それから100年後、福岡市天神は九州最大の都市となり、福博の街のグラウンドデザインを描いた呉服商・渡辺與八郎の名はメインストリート「渡辺通り」に残され、彼の偉業を今も讃えています。

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