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九州スピリット

毎週土曜 よる10:59~11:05放送 歴史、文化、祭りの宝庫、九州。それぞれの風土のもとに育まれた過去は実に多彩です。郷土の過去とそこに秘められた九州人のスピリットを知って、ふるさとへの愛を感じてください。

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2017年12月16日(土)流罪の果てに得た境地・野村望東尼

2017年12月09日

国の行く末を憂えた歌人・野村望東尼野村望東尼


幕末時代、新たな時代を築くために奔走した勤王の志士たちを懸命に支えた女性が福岡にいました。歌人・野村望東尼。今週は、彼女が勤王の精神に目覚めた背景に迫ります。


幕末時代、野村家に嫁いでいたモトが出家したのは、夫・野村新三郎貞貫(さだつら)が亡くなった54歳の時、彼女は「招月望東禅尼」(しょうげつぼうとうぜんに)の法名を得ました。

夫が亡くなって2年後、彼女は念願の大阪・京都への旅に出ます。この時、京の都は急激な展開を迎えていました。
「この国は今、大きく変わろうとしている」。
時代の流れを肌で感じた望東尼は、福岡へ戻ると、天皇を中心とした時代を築こうと考えていた福岡藩士たちと深く関わるようになります。
勤王思想に共鳴した彼女は、志士たちを手助けするようになります。その活動内容は次の三つでした。
(1)京都の知人へ、上京する志士たちを紹介する事。
(2)京都との手紙のやり取りで得た情報を福岡の志士たちに伝えること。
(3)さらに、諸藩の志士たちをここ平尾山荘に匿ったり、捕らえられた志士を和歌で励ますことでした。

勤王の志士たちとって活動拠点となった平尾山荘には福岡の平野國臣や中村円太の他、あの高杉晋作も一時期滞在していました。

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