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九州スピリット

毎週土曜 よる10:59~11:05放送 歴史、文化、祭りの宝庫、九州。それぞれの風土のもとに育まれた過去は実に多彩です。郷土の過去とそこに秘められた九州人のスピリットを知って、ふるさとへの愛を感じてください。

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2017年12月16日(土)流罪の果てに得た境地・野村望東尼

2017年09月30日

潜伏の時代を経て未来に遺すもの潜伏キリシタン


来年の世界遺産登録を目指し動き始めた「潜伏キリシタン関連遺産」。今週は、250年にわたりキリスト教が禁じられた中で、密かに信仰を続けてきた信者たちが遺したものを探ります。


日本が幕末を迎え黒船が来航すると、幕府は諸外国から開国を迫られます。間もなくフランスとの間で修好条約を結ぶと、長崎の外国人居留地にはフランス人が居住するようになり、南山手に大浦天主堂が建てられたのです。すると、完成間もない天主堂に十数人の日本人がやって来ました。「マリア像はどこですか?」

神父に尋ねたこの日本人たちは、長崎の浦上で密かに信仰を続けてきた「潜伏キリシタン」だったのです。禁教されてから実に250年後のことでした。弾圧に屈することなく250年間信仰を守り続けた日本人がいたことは“信者発見”と呼ばれ、驚きと感動を持って当時のヨーロッパにも伝わったそうです。

やがて明治という新しい時代を迎えると、新政府は禁教令を解除。信者たちはようやく弾圧の苦難から解放されそれぞれの地域に教会が建てたのです。晴れて禁教が解かれた後も、250年間守り続けてきた信仰の様式を続ける地域もありました。そうした信者のことを「隠れキリシタン」と呼んでいます。

時の権力者たちによる厳しい弾圧や迫害を受けながらも信仰を捨てることなく、密かに信仰を続けながら独自の宗教文化を育んだ「潜伏キリシタン」たち。長崎県と熊本県は平成24年に13の歴史遺産を構成遺産とし、来年の世界遺産への登録を目指しています。世界でも稀に見る信仰形態を守り続けてきた歴史と彼らが何故、そのような歴史を歩まなければならなかったかを、後世に遺すために・・・。

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