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九州スピリット

毎週土曜 よる10:59~11:05放送 歴史、文化、祭りの宝庫、九州。それぞれの風土のもとに育まれた過去は実に多彩です。郷土の過去とそこに秘められた九州人のスピリットを知って、ふるさとへの愛を感じてください。

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次回予告

2017年11月25日(土)唐津くんち(4)故郷の伝統と誇りを繋ぐまつり

2017年10月28日

二人の巨人が遺したもの青木繁と坂本繁二郎


明治44年、青木繁が肺結核のため28歳で亡くなってから2年後、東京で活動していた坂本は「うすれ日」という作品を発表。かの夏目漱石に称賛されたこの作品で注目された坂本は、大正10年39歳の時にフランスへ留学。自然を題材にした柔らかい色彩に強い影響を受けた彼は、帰国後、故郷久留米に近い八女に移住します。


ここで最初に描いた作品が、坂本の生涯の代表作となった「放牧三馬」です。この時、坂本は50歳でした。その後、坂本は87歳で亡くなるまで八女で独自の作風を確立し続けました。

一方、青木繁の代表作「海の幸」は、彼の死から56年後、国の重要文化財に指定されます。実は、青木の作品を故郷に保存して欲しいと久留米の経済人に進言していたのが坂本でした。生前、青木の存在を「これほど尊敬と批判の交錯した微妙な陰影を投げかけた友はなく」と語った坂本。

二人が生涯で最後に会ったのは、明治42年、現在の明治通りでのことだったそうです。
「友人は自分を捨ててしまったろうか?」と尋ねる青木に坂本はこう答えたそうです。
「ことごとく君を捨ててはいないようだ」。

早熟と大成。天に住む青木と、地に住む坂本。明治時代、久留米には同じ年に生まれ、生涯比較されながらも日本の洋画界に大きな足跡を残した2人の巨人がいました。

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