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九州スピリット

毎週土曜 よる11:10~11:15放送 歴史、文化、祭りの宝庫、九州。それぞれの風土のもとに育まれた過去は実に多彩です。郷土の過去とそこに秘められた九州人のスピリットを知って、ふるさとへの愛を感じてください。

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次回予告

2018年06月23日(土)鍋島直正(4)幕府を凌駕した近代化

2017年12月24日

ひとすじの道をまもらば・野村望東尼野村望東尼


幕末時代、勤王の志士たちを懸命に支えた女性が福岡にいました。歌人・野村望東尼。
今週は、人生の晩年に女性として描いた夢に迫ります。


流罪の地・姫島から救出され、高杉を最期まで看病した野村望東尼。しかし、彼女もまた、高杉の死から半年後に、現在の山口県防府市三田尻で62歳の生涯を閉じることとなります。
彼女が、平尾山荘で勤王の志士たちを支えるようになったのは夫の死後、出家して望東尼となった3年後の57歳からでした。果たして彼女を勤王活動に駆り立てたものは?
その背景には、出家する以前の人生経験があったのかもしれません。実は、野村家に後妻として嫁いだ彼女は自分が産んだ4人の子供を早くに亡くし、先妻の子にも先立たれていました。母親としては余りに悲しい人生。そんな経験をしていたからこそ、国の行く末を憂い、窮地の中でも懸命に志を遂げようとする志士たちを守り支えることが自らの使命と感じていたのかもしれません。
彼女が生涯最後に詠んだ歌には、そんな思いが溢れていました。

「冬ごもり こらゑこらゑて一時に 花咲きみてる春は来るらし」

冬籠りして、閉じこもってじっとこらえていましたが、一斉に花が咲き満ちる春が来るようです。
晩年に、まさにこの歌のように人生の花を一斉に咲かせた歌人・野村望東尼。維新から150年目を迎える来年、ひとすじの道を見つけられますように。そして幾つになっても大きな人生の花を咲かせられますように。
皆さんと共にそんな一年になることを祈りたいと思います。どうぞ、良いお年を。

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