毎週土曜 よる11:10~11:15放送 歴史、文化、祭りの宝庫、九州。それぞれの風土のもとに育まれた過去は実に多彩です。郷土の過去とそこに秘められた九州人のスピリットを知って、ふるさとへの愛を感じてください。
2019年03月02日(土)辰野金吾(1)佐賀から生まれた建築界のレジェンド
2018年12月15日
毎年11月中旬から翌年の2月にかけて宮崎県高千穂町にある二十の集落で行われる「高千穂の夜神楽」。
天岩戸に籠ったアマテラスオオミカミを誘い出すために、舞いを舞ったことが起源とされるこの神事は、現在、高千穂神社に於いて、一年中その一部を観賞することが出来ます。
ここで披露されている舞いは、三十三番にわたる神楽の中でも代表的な四つの舞いです。
まずは、「手力雄(たぢからお)の舞」。岩戸に籠ったアマテラスオオミカミの居場所を静かに探り当てる様を表現しています。
次に「鈿女(うずめ)の舞」。居場所が分かった天鈿女命(あまのうずめのみこと)が、調子よい神楽に合わせ誘い出す舞いです。
そして「戸取の舞」。黒髪を振り乱し渾身の力を込めて岩戸を取り払う荒々しい舞いです。
最後に「御神体の舞」。イザナギとイザナミ神が仲良く飲んで抱擁し合い、夫婦円満、子孫繁栄、五穀豊穣を願う舞いです。