第361回 「謎のトンカラリンと玉名温泉」


小林美術館の茶房にて小林氏にお話を伺う

 熊本県菊水町。この辺は古代より栄え、たくさんの遺跡があるところだそうです。「肥後古代の森」の中の古墳江田船山古墳に行って見ます。5〜6世紀に建てられた前方後円墳で数々の副葬品も出土しました。

 石人の丘の「肥後民家村」。古い民家を移転し保存しているところで、中はギャラリーや工房になっています。そのなかの小林美術館を訪れ、茶房で小林さんにお話をききました。小林さんの描くリトグラフ(石版画)は自然の風景などが多く、淡いやさしい色合いの作品です。富士山の絵も多かった小林さんですが今では九州の風景にも魅力を感じているという小林さんでした。


高瀬飴を作っている野田さん親子

 ところで菊水町にはトンカラリンという謎の遺跡があります。石の暗渠(あんきょ:地内の水路)に階段や石舞台などがありますが、あきらかに人の手によるものですが、その正体はいまだにもってわかりません。岩の割れ目を進んでいくとだんだん細くなり最後には這って行かなくてはいけないくらいの幅になってしまいます。その先をすすんでいくのはちょっと勇気がいります。一体古代の人たちは何の為に作ったのでしょう?想像がふくらみます。

 玉名市に移動して高瀬橋近くにある野田飴老舗を訪ねてみます。家族みんなで昔ながらの高瀬飴を作っているお店です。飴を引いて切って、そしてひとつひとつ大事につつんでいきます。口に入れるとほんわかと甘く、懐かしい味がしました。


旅の最後 岩原横穴墓群・穴の入り口付近

 玉名市にも古墳がありました。石貫という地域にある石貫ナギノ横穴群です。岩壁に大小45個の横穴がある装飾古墳です。

 今回の宿は玉名温泉白鷺荘別館。ギリシャ風のパルテノンという大浴場や和風の白鷺湯というお風呂が楽しめます。またこちらの宿は王将戦の会場になっていることから夜の食事にでてきたのは「王将御膳」。またつなし寿司というお祝いの時に食べる郷土料理もいただきました。小さめのコノシロを酢漬けにして開き、中にオカラを包んだものです。


白鷺荘別館の女将さんと疋野神社へ

 翌日白鷺荘別館の女将さんの案内で、古い歴史を持つといわれる近くの疋野(ひきの)神社へいってみました。玉名温泉にもゆかりのある神社でした。

 次に鹿央町へ足をのばし鹿央町物産館、装飾古墳館へといってみます。装飾古墳から出土した副葬品や古墳のレプリカなど展示してある施設で古代生活の体験などもできます。

 古代の神秘にふれる旅、イマジネーションが膨らむ旅でした。


お問い合わせ先

菊水町 企画観光課
熊本県玉名郡菊水町
0968-86-3111
小林政嗣 美術館 熊本県玉名郡菊水町江田2916
090-8835-4023
玉名市 商工観光課 熊本県玉名郡菊水町根木163 0968-73-2222
野田飴老舗 熊本県鹿央町大字岩原3085 0968-72-3042
白鷺荘別館 熊本県玉名市岩崎730 0968-72-2100
鹿央町 物産館 熊本県鹿本郡鹿央町大字岩原2965 0968-36-3838
熊本県立 装飾古墳館 熊本県鹿本郡鹿央町大字岩原3085 0968-36-2151
鹿央町 企画観光課 熊本県鹿本郡鹿央町大字合里158-1 0968-36-3111