【赤ちゃんからお年寄りまで】世代間交流基地『ふらっとハウス』がオープン!主宰は34歳の元大学教員「自分らしく過ごせるデイサービスに」25日に講演会

今年7月、北九州市小倉南区にデイサービス『ふらっとハウス』がオープンしました。民家を生かした・・・というよりも“おうち”そのもの。ほとんど福祉施設らしさが感じられないのが特徴です。

赤ちゃんがいたり、子どもボランティアさんたちが定期的にお手伝いしたりという取り組みも!同施設では、毎月「すくすくフォト」を開催。おばあちゃんたち女性陣が中心となり、ハンドメイドで“お昼寝アート”の背景やグッズを作成しています。撮影料は無料!先月は「ハロウィン」がテーマ。たくさんの赤ちゃんがカボチャに変身していました♪

医療・福祉を学ぶ学生たちも受け入れているそう。

他にコーヒーショップの出張イベントやマルシェを企画するなど、地域と自然に交流できる場となるよう、さまざまなプロジェクトが動き出しています。

そんな環境の中、利用者さんたちには“先生役”をお願いすることもあるといいます。同施設代表の勅使河原航さんは「料理人だったおじいちゃんにはお昼ご飯を作ってもらい、畑仕事が得意な人には野菜作りを教えてもらっています。『ふらっとハウス』は、新しい形のデイサービス。“自分らしく生活を送ること”を大切にしています」と話します。

勅使河原さんは北九州市出身の社会福祉士。関西の社会福祉協議会で地域福祉とコミュニティワークを学び、祖父の死と熊本地震をきっかけに地元へUターン。北九州市立大学の特任教員を経て、「ふらっとハウス」を開設しました。また、認知症がある人と地域社会がつながる「創緑プロジェクト」を実践中です。

11月25日(土)には、小倉井筒屋(北九州市小倉北区)で講演会「認知症予防セミナー」を行います。

「“予防セミナー”というタイトルですが、“予防”ではなく、認知症になっても楽しく生きるための備えについて話したいなと思っています。楽しく生きるのは、ご本人はもちろん、ご家族もそう。2025年には5人に1人が認知症になる時代。ぼくたちの取り組みや経験を通して、ポジティブな“認知症後”をイメージしていただけたらうれしいです!」

また、「ふらっとハウス」では随時イベントを行っています。次回の“お昼寝アート”は辰年がテーマ。年賀状に使えるかわいい写真を撮りに行ってみては♪期日は未定なので、「ふらっとハウス」のインスタをチェックしてくださいね。

ふらっとハウス
北九州市小倉南区南方4-6-36
080-2039-5498
Instagram@100_fuku

『認知症予防セミナー』
日時:11月25日(土)15:00~16:30
会場:小倉井筒屋新館(北九州市小倉北区船場町1-1)
料金:無料 ※先着200人 
申し込み方法:氏名・電話番号・参加希望人数を記載し、FAXもしくはメールで申し込み
(FAX)093-521-6809
(メール)info@uomachi.or.jp
問い合わせ:093-521-6901(9:00~17:00、魚町商店街事務局)

URL:https://100fuku.com/

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