セクハラ疑惑「被害女性は申し出て」混乱に拍車

04/17 17:53 更新

 財務次官のセクハラ疑惑について、麻生大臣は会見で音声は次官の声だと感じたと話している。一方で、疑惑については被害女性が名乗り出なければセクハラの認定は難しいとしている。  「週刊新潮」がネットに公開したセクハラ発言の音声について、麻生財務大臣はこう発言。  麻生財務大臣:「俺、聞いて福田だなと感じましたよ…俺はね」  財務省の福田淳一次官の声だと感じたという。当の福田次官はセクハラ発言を否定。自分の声かどうかは分からないとしている。セクハラ発言はあったのか。この問題について、麻生大臣は被害者が申し出なければセクハラは認定できないとした。  麻生財務大臣:「第三者の弁護士を入れてその弁護士に女性の人を入れて、言われやすいような状況にしてやって本人が言ってこない。本人が申し出てこなければ、どうしようもないですね。(セクハラを)訴えてるんですよ。少なくとも…でしょ?」  公開されたやり取りでは女性記者とされる声がプライバシーに配慮して消されているのだが…。  麻生財務大臣:「相手側の女性の声が知りたいわけ」  記者:「相手方の声を出したら誰か分かってしまうから、隠すのは当然じゃないですか。セクハラという名乗り出にくい事情があるわけですよ」  麻生財務大臣:「こちら側も言われてる人の立場も考えてやらないかんですよ。福田(次官)の人権は『なし』ってわけですか?」  だが、被害女性に申し出るよう要請したことや調査を財務省の顧問弁護士が行うことに与野党双方から異論が出ている。  社民党・福島副党首:「女性にとってみれば、財務省の顧問事務所に言えないですよ。信頼関係がないから手順が間違っている」  希望の党・柚木衆院議員:「名乗り出てこなければ、認定しないと言ってるんです。麻生財務大臣は。名乗り出てこなければ、セクハラ認定しないんですか。YesかNoでお答え下さい」  財務省・柳瀬護参事官:「今後の調査次第ということかと考えております」  複数の海外メディアは、セクハラ被害を告発する動きが欧米に比べて日本では低いと報じるなどセクハラや性差別に対する意識の低さを指摘している。