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外反母趾

 
今回、「外反母趾」についてお話を伺ったのは、
国立病院機構 九州医療センター 整形外科 医師の
嘉村聡志(かむら さとし)先生です。


■外反母趾とは

外反母趾とは足の指の変形の一種で
親指の先が外側に向いて曲がってしまうものです。
進行すると足の親指の内側が出っ張ることで靴に当たって痛くなる、
歩きづらくなるといった症状を起こす可能性があります。
さらに親指の変形によって隣の人差し指や中指のつけ根に負担がかかってタコができ、
普段履いている靴が履けなくなったり、歩くのが困難になったりします。


■外反母趾の特徴

外反母趾は男性よりも女性の方がなりやすいといわれています。
その原因のひとつがハイヒールを履く機会が多いということです。
また女性は一般的に関節が柔らく、骨を支える筋力も弱いことから
外反母趾になりやすいと考えられていて、
実際に手術を受けたおよそ8割が女性といわれています。
さらに性別に関係なく、生まれつき偏平足の人、
足の親指が一番長い「エジプト型」の足の人は外反母趾になりやすいとされています。


■外反母趾の診断

外反母趾が疑われる場合ではまずレントゲンを撮って
患部の角度を測って20度以上であれば外反母趾と診断されます。
20度から30度は軽度、30度から40度は中等度、
40度以上は重度の変形と定義されています。


■外反母趾セルフチェック

紙の上に足を置き、踵の内側と親指の付け根に定規を当てて線を引きます。
次に親指のラインを引き2つの線が交わったところを分度器で測ります。
その値が15度以上であれば一度、整形外科で診てもらうことをおすすめします。


■外反母趾の注意点

外反母趾はある程度進んでしまうとなかなか戻らないので、少し痛みが出てきた状態や、
自分で「ちょっと曲がってないかな」と不安になった時には病院を受診しましょう。
また家でできるような足の運動によって筋肉をほぐしたり強化したりすることで
予防ができる可能性があるのでやってみた方がいいと思います。


■外反母趾の治療法

外反母趾の主な治療は専用の器具を使った装具療法です。
種類はいろいろありますが、中でも患部をサポーターでしっかり固定して
曲がった骨を元の位置に戻す方法が最もよく行われます。
また中等度以上に進んでしまうと装具療法ではなかなか難しいので矯正の手術を行います。
手術は100種類以上方法がありますが、骨を切って向きをかえて矯正するのが一般的です。
骨が安定するのに2〜3ヵ月程度かかりますが、
その後は普通に歩けて通常の靴も履けるようになると思います。


■外反母趾の予防法

外反母趾にならないためには自分の足に合う靴を選ぶことがなにより大切です。
新年度からパンプスを履くという新社会人のアナタ。
自宅ではできるだけ素足で過ごすなどして、なるべく足を締め付けないよう気をつけてください。

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