（左写真の左から）『MONOGOCOTI』店主・猪口直美さん、2階で『茶房おやきと』を営む夫・猪口啓司さん、愛犬レナ
糸島の象徴と呼ばれる可也山（通称・糸島富士）を臨む小さな道沿いに『MONOGOCOTI（モノゴコチ）』はあります。田畑を渡るやわらかな風が店先を抜け、テラスでは愛犬のレナが迎えてくれます。店内には、世界各地から集められた手仕事による暮らしの道具が並んでいます。いずれも、店主・猪口直美さんが心地良いと感じたものばかりです。
「使っていて心地良いモノで、なおかつお手入れがしやすいモノ。加えて、肌心地、触り心地、使い心地…など、そういう心地良さがあるモノをみなさんにご紹介したいっていう想いから”モノゴコチ”という言葉が生まれました」。
コットンのお洋服なら洗濯機で洗えるモノ、カゴバックであれば汚れたら洗って干せばまた使えるモノ。心地良いモノを長く愛用するためには使いやすさも欠かせないことだと直美さんは言います。そして、捨てられるはずだった素材を繋ぎ合わせて再生し、デザインしていくことで、アップサイクルしていく取り組みも大切にしています。
「商品を選ぶ基準は、まず手仕事であること。そして、デザインが優れていること。できれば、フェアトレードやエシカルな背景を持つものを置きたいと考えています」。そうしたモノに興味を持ったきっかけは、直美さんの友人がオーガニックな野菜を栽培していることや、インドやバングラディッシュなど困難な地域に暮らす女性や子供が仕事を必要としていることを知ったことでした。特にフェアトレードに関しては、現地で働く女性たちが生き生きとして活動できるよう、日本からデザインを依頼し、それを定価で購入する。この仕組みこそが健全で、関わる人全ての人を豊かにすると直美さんは考えています。
愛犬のレナといつもの散歩コースへ
店にはそんな彼女が好きなものを、同じように”好き”と思って足を運ぶリピーターがとても多いそうです。「誰かへのプレゼントを買いにふらっと立ち寄ってくれることがものすごく嬉しい」と直美さんは言います。
店にはそんな彼女が好きなものを、同じように”好き”と思って足を運ぶリピーターがとても多いそうです。「誰かへのプレゼントを買いにふらっと立ち寄ってくれることがものすごく嬉しい」と直美さんは言います。
『MONOGOCOTI』は、四季の色や香りがそのまま流れ込み、自然と暮らしが溶け合う場所。店の外にある景色の良いテラス席では、そんな空間の居心地の良さを楽しむ人の姿がよく見られます。
モノはその背景に作り手の想いや物語を纏い、人から人へと手渡されていきます。私にちょうどいい、暮らしを豊かにする心地いいもの。ここにはそんな出会いがきっとあるはずです。
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■『MONOGOCOTI（モノゴコチ）』
住所：福岡県糸島市志摩久家1756
電話：092-328-3779
定休日：火・水・日曜
HP：https://monogocoti.stores.jp/
※営業時間・定休日・記載の内容などは変更している場合がございます。事前にご確認ください。
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~心の休息地をめぐる旅〜
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