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どんなに世の中が変化しても変わらない場所、変わらないふるさとの風景。地域の守り人が大切にするとっておきの絶景をご紹介します。

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「素朴な籠」(福岡県田川郡香春町)

2024年04月28日

「かずらかご」を作りはじめて約20年。
香春町で生まれ育った矢野文子さんは、ふるさとに自生する「つづら藤かずら」をメインに、様々な「かずらかご」を作っている。

現在、80歳の矢野さん。
今でも月1回、町の人たちに「かずらかご」の作り方を教えながら、担い手を育てている。
最近では「かずらかご」をあまり見かけなくなったが、その耐久性は強く、矢野さんが初めて作ったかごは今でも現役だ。

撮影日は矢野さんから作り方を教わる人が工房を訪れていて、「かずらかご」について色々と教えてくれた。
そして矢野さんを中心に香春町でとれた山菜を使った料理をふるまってくれた。
味はもちろん美味しかったのだが、その優しさと気遣いがとても嬉しく、香春町の自然を知る人たちだからこそ、これからも「かずらかご」の文化は受け継がれていくのだろうと感じた。

そんな矢野さんが未来に残したい風景は「元光願寺の大クス」だ。
昭和20年に水害で土砂崩れがあり、光願寺は場所を移すことになったが、大クスは今でも威風堂々と町を見守っている。
きっと、この大クスのように「かずらかご」も香春町に欠かせないものなんだろうと思った。

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かずら工房 あかつき
  • 福岡県田川郡香春町香春348

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